「もう、あんな社員はいらない」店長の気持ちが変わった理由
「何度注意しても変わらない」
「自分の権利ばかり主張する」
「もう、あんな社員はいらない」
経営者や管理職の皆さんも、一度はそんな思いを抱いたことがあるのではないでしょうか。
先日、ある店舗の店長とのメンタリングで、こんな出来事がありました。
その店長には、どうしても理解できない社員がいました。
接客態度や身だしなみにも問題があり、何度注意してもなかなか改善が見られない。
自分の主張はするものの、求められる行動が伴わない。
実は、私自身もその社員の様子を見て、改善は難しいのではないかと感じていたくらいでした。
ところが、
店長との対話の中で、ある話が出てきました。
その社員が新しい商品のアイデアを提案し、それが実際に売上につながっていたというのです。
私は店長に、
「できていないところに目を向けないで、やろうとしていることや
できているところにも目を向けてみてください」
とお伝えしていました。
すると店長は、これまで問題点ばかりに目が向いていたことに気づき、
少しずつその社員への見方を変え始めたのです。
もちろん、接客態度や身だしなみなど、改善すべきことは改善しなければなりません。
できていないことを見過ごすのが、部下を大切にすることではありません。
しかし、「問題のある行動」と「その人自身の価値」は、分けて考える必要があるんです。
一つの欠点が目につくと、ほかの良いところまで見えなくなってしまう。
これは、私たち誰にでも起こり得ることです。
ですが、どんな人にも、その人なりの強みや可能性があります。
その可能性に気づき、認め、伸ばしていくこと。
私は、それこそがリーダーの大切な役割だと考えています。
人は、欠点だけを見られていると、自分の可能性を発揮しにくくなります。
一方で、自分の良いところや貢献を認めてもらえると、
「もっと認められたい」「誉められたい」
という気持ちが芽生え、
それが満たされて行くと、
「もっと役に立ちたい」
という気持ちへと変化して行くのです。
私は27年間、人材育成に携わる中で、そんな場面を何度も見てきました。
社員を変えようとする前に、まず、私たち自身の「人を見る目」を変えてみる。
そこから、人が育ち、組織が変わり始めていくのだと思っています。
皆さんの職場にも、欠点ばかりが目についてしまう社員はいませんか?
その人の中に、まだ見つけられていない強みはないでしょうか。
人を生かすとは、その人の可能性を信じ、引き出していくこと。
その小さな積み重ねが、人を育て、互いに認め合い、
支え合う組織文化につながっていくと、私は確信しています。
人を生かすリーダー育成・組織づくりをサポートしています
株式会社REVIVE PARTNERSでは、接遇マナーやコミュニケーションの「やり方」だけでなく、
人としての「あり方」を大切にした人材育成を行っています。
一人ひとりの強みや可能性を引き出し、社員が主体的に考え、行動できる組織づくりを、
研修や個別メンタリング、コーチングを通してサポートしています。
社員育成やリーダー育成、職場の人間関係などでお悩みの経営者・管理職の皆様は、こちらからどうぞお気軽にご相談ください。
株式会社REVIVE PARTNERS
代表取締役 豊岡 厚惠











